神田財務副大臣の辞任決定 “税金滞納”問題
日テレNEWS NNN
過去に税金を滞納していた問題で神田財務副大臣が辞表を提出し辞任が決まりました。中継です。 官邸サイドは先週まで「法に触れてはいない」などと神田副大臣を守る姿勢を見せていましたが、週が明け、一転して辞任に追い込まれました。事実上の更迭となります。 神田副大臣からの辞表提出を受け、政府は先ほど持ち回りで閣議を開き、辞任を正式に決定しました。 神田財務副大臣は固定資産税を過去4回にわたり滞納していて、野党側は、「徴税をつかさどる財務副大臣が税金を滞納したことは問題だ」などと辞任を求めていました。 先週の段階では官邸サイドは「神田氏にしっかり説明してもらう」と守る姿勢を見せていましたが、現職閣僚からも「即刻辞任すべき」との声が出るなど、政府与党内からも辞任論が強まっていました。 官邸サイドは来週から始まる補正予算案の審議に影響が出ることを避けるため、更迭する判断に至ったとみられます。 ある首相周辺は辞任の理由について、神田副大臣が「国会の審議に迷惑をかけられない」と話していると述べています。 岸田政権では、9月の内閣改造のあと山田太郎文部科学政務官と、柿沢法務副大臣が辞任しており、発足からおよそ2か月で3人目の辞任となります。求心力が低下する中で岸田政権にとって新たな痛手となった形です。