アルプスアルパイン、小型ハプティックリアクター発売…ステアリングやエアコン操作部など狭小スペースに対応
アルプスアルパインは12月25日、従来比約90%のサイズダウンを実現した小型ハプティックリアクター「Uタイプ」を発売した。この新製品は、主に自動車のステアリングホイールやエアコン操作部への搭載を目的として開発された。 【画像全2枚】 近年、自動車内装の高品位化に伴い、従来の押しスイッチからタッチパネルへの移行が進んでいる。タッチパネルでは操作感のフィードバックとして電子音が一般的だが、直感的な操作感と静粛性維持のため、振動によるフィードバックへの需要が高まっている。 アルプスアルパインの新製品「Uタイプ」は、高い振動性能を維持しながら大幅な小型化を実現した。これにより、これまで設置が難しかった狭小スペースにも対応可能となった。メカ設計と磁気設計の最適化により、サイズを抑えながらも十分な振動力を実現している。 「Uタイプ」は、ステアリングやエアコン操作部以外にも、運転時の警告振動やゲームコントローラーの振動演出など、幅広い用途に使用できる。同社は今後、振動力やサイズ、形状のバリエーションをさらに拡充し、多様なニーズに応える製品を展開する。 この新製品の登場により、自動車メーカーはより洗練された内装デザインと直感的な操作感を両立させることが可能になる。アルプスアルパインは、「感動」「安全」「環境」という3つの価値を提供する製品開発を続けていく
レスポンス 森脇稔