レンタルでの放出後、バルセロナで居場所を勝ち取ったフェルミンが契約延長「長く厳しい道程だった」|ラ・リーガ
バルセロナは31日、U-23スペイン代表MFフェルミン・ロペス(21)との契約を2年間延長したことを発表した。 2023年8月に2027年まで契約を延長していたフェルミンが、新たに2029年までの契約にサインを交わした。契約解除金は5億ユーロ(828億円)に設定されている。 2016-17シーズンにバルセロナの下部組織に入団したフェルミンだが、ここ最近10代でトップチームデビューをしている若手選手たちと比べれば、苦労を強いられた方だ。2022-23シーズンにはリナレス・デポルティボにレンタル移籍し、2023-24シーズンもバルセロナ内に居場所があるかは定かではなかったが、プレシーズンにチャビ・エルナンデス前監督の目に留まりトップチーム入りを果たした。 中盤の選手で、飛び出しやミドルシュートなどでの得点力が魅力のフェルミンは2023-24シーズン、バルセロナのトップチームで42試合に出場して11ゴールを記録。さらに今夏にはスペイン代表としてEURO2024優勝を経験し、パリ五輪では6試合6得点の大暴れでU-23スペイン代表を優勝に導いている。 フェルミンは今回の契約延長に際して、これまでの道程を振り返っている。 「僕は落ち着きを保たなければならなかった。僕が歩んできた道は少し長く、困難だったからね。ここまでたどり着くのに、ずいぶんと闘ってきた。今は楽しまなくちゃいけない」 「今年は忘れないものをいっぱい勝ち取った。幸せだし、このまま進み続けて、さらなる成功をつかみたいと思う」 「バルサのトップチームにたどり着くことは、ラ・マシア(バルセロナ下部組織)に入ってからの夢だった。自分と、自分の家族のことを考えて、幸せだと感じている。バルサは子供の頃から憧れたクラブなんだよ」