「はたらく細胞」と製薬会社がコラボ、難治性“鼻ポリープ”の原因を楽しく学べる新作マンガが登場
“鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎”とは
※以下、専門性のある内容につき発表文をそのまま掲載します 鼻茸(はなたけ)は、鼻の粘膜にできる肉質の増殖性病変で、鼻ポリープとも呼ばれています。「鼻茸(鼻ポリープ)」と聞いて、「鼻にポリープができるなんて⁉」と思う方が多いかもしれませんが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のうち難治性の場合、ポリープ状の“できもの”が鼻の中にできるケースがあります。 慢性副鼻腔炎の患者さんの10~20%、日本人のおよそ20万人に鼻茸があるといわれており(i,ii)、なかでも、難治性の慢性副鼻腔炎が要因の場合、鼻の両側に鼻茸が多くできやすいため、手術で取り除くことが必要です。2型炎症が関わっている場合、取り除いた鼻茸が再発してしまうケースもあります。専門医による薬物療法や手術など、継続した治療を受けることが大切です。 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の症状は、鼻閉、鼻水、嗅覚障害、頭痛などです。しかし、それらの症状があっても、一般的な鼻炎や花粉症との区別が付きにくく、患者さんもその症状に慣れてしまい、専門的な治療に至らないことも多い現状です。 症状が持続すると、患者の健康関連 QOL(生産性や日常生活動作などの複数の項目で評価する指標)が損なわれ(iii,iv,v)、食事が楽しめなくなったり、睡眠不足や疲労が生じたりする場合があります。 また、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の患者さんの多くが喘息にも苦しんでおり、これら患者さんにみられる喘息の多くはより重症で、治療が困難です。 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎のうち、好酸球性副鼻腔炎は指定難病に指定されており、一定の基準を満たす患者さんは、医療費の助成を受けることができます。
編集部 アニメ情報担当