ついにシーズン1閉幕！『SHOGUN 将軍』シーズン2制作の可能性は？
全10話からなる『SHOGUN 将軍』の最終話の配信が、4月23日（火）から開始される。大きな話題となったこのドラマは、ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を原作に、戦国時代の日本の武将たちの戦いを描いたもの。 共同プロデューサーのジャスティン・マークスとレイチェル・コンドウ、主役も務めた真田広之らは、封建制下の日本の歴史と伝統に基づいたストーリーを映像化するためのリサーチに、膨大な時間を費やしたと伝えられている。 制作したFXは、2024年2月の配信開始以前から、このドラマを「リミテッドシリーズ」として宣伝してきた。だが、過去にもそうしたシリーズとして公開され、高い人気を得て続編の制作が決定した例はいくつもある。このドラマにも、シーズン2が制作される可能性はあるのだろうか？
「続編」はあり得る？
FXはいまのところ、シーズン2の計画について何も明らかにしていない。ただ、メディア各社はこれまでに、続編について関係者の何人かに質問している。 『ハリウッド・リポーター（THR）』誌のインタビューに答えたマークスは、ドラマは原作のジェームズ・クラベルの小説を反映し、「10話で完結している」と説明。エンディングを含めたストーリー全体を気に入っているからこそ、そのままの形でドラマ化したかったと語っている。 また、『タウン＆カントリー』誌に対しては、「非常に意外で、思慮深い」エンディングを迎える小説を称賛しており、ドラマもそれにならったことを「とても誇らしく思う」と述べている。
10話までを制作するにあたって要した時間と労力も、新たなシーズンについて検討する際には重要なポイントとなるようだ。マークスは、細部にまで気を配りながら進めた作業には「5年を費やしたが、30年かけたように思える」と話している。『THR』のインタビューで明らかにしたところによると、「プロデューサーのひとりが作成した制作に関する指示書は、900ページに及んだ」という。 また、編集を担当したマリア・ゴンザレスは、漫画や映画、TVドラマなどに関するニュースを専門に扱う『コミックブック・ドットコム』に対し、シーズン2が制作される可能性は低いと話している。さらに、マークスは、「物語の筋立てをする人がいないのだから、制作は難しい」とも述べている。 ただ、『フォーブス』誌は、クラベルは『SHOGUN 将軍』を含め、香港やイランを舞台にした異なる時代のアジアの国々が舞台の小説を合わせて6作品発表していることに言及。“アジアン・サーガ”シリーズと呼ばれるそれらの小説のうちいずれかを原作に、スピンオフを制作することも可能かもしれないと伝えている。 From ELLE US
