Snow Man、ユニット曲MV大量公開にファン歓喜 組み合わせの数だけ広がる表現の幅
ユニット曲にさらに力が入った3rdアルバム『i DO ME』
3度目のユニット曲に挑んだ3rdアルバム『i DO ME』では、ここまでどこかお楽しみ的な位置づけでもあったユニット曲にさらに力が入る。曲数も4曲にアップし、Snow Manの表現の幅広さをアピールする機会となった。歌唱を磨きバラードの可能性を追求する渡辺・目黒による「Two」、ヴォーグダンスに挑戦しビジュアル・サウンドの両面で大きなインパクトを残したラウール・佐久間の「Bass Bon」、現在上演中の『祭 GALA』でも披露されている3カ国語でのラップが印象的な岩本・深澤・宮舘の「Vroom Vroom Vroom」、レトロポップかつファンキーなデュオソングを完成させた向井・阿部の「Gotcha!」。あらためて見返してみても、特典コンテンツにとどめておくには惜しいクオリティばかりだ。 近年のSnow Manのシングル曲は、タイアップソングであることや、多くの人に届けたいという思いのもと普遍性のある曲、キャッチーな曲が採用されることが多い。音楽的な自由度の高いシングルのカップリング曲やアルバム収録曲はなかなかファン以外に届く機会も少ないが、今回のようなチャンスがあることはとてもよい。ダンスボーカルグループのファン、音楽やエンターテインメント好きの層を取り込む新たなきっかけにもなるかもしれない。
竹上尋子