新たに提供する県産食材を中心とした料理＝関市元重町、長良川鉄道関駅

　長良川鉄道（岐阜県関市元重町）は10月4日から、観光列車「ながら」のランチプランの料理を和食にリニューアルする。これまでの洋食から変更し、利用が多い高齢客に対応した。列車の旅を楽しみながら、県産食材を中心とした10品の料理を堪能できる。 　料理は昨年4月から担当する都ホテル岐阜長良川（岐阜市長良福光）が手がけ、「旅列車弁当　美濃（みの）り」と銘打った重箱弁当を提供。素材の味を生かした飛騨牛のすき焼き、旬の野菜が添えられたブランド地鶏「清流美（み）どり」のステーキ、鮎の唐揚げの酢漬け、赤カブも付いた煮鮎などのほか、鮎が入った茶漬け、デザートと多彩な品を味わえる。 　ながらでは2016年の運行開始から洋食を提供。利用客から和食の要望があり、同プランのターゲットとしている60～70代により一層利用してもらおうとリニューアルした。 　同ホテル日本料理の料理長鈴木修さん（53）は「見た目のバランスも意識した。美しい景色と料理を楽しんでもらい、岐阜のおいしいものを多くの人に知ってほしい」と話す。 　ランチプランの料金は大人1万8千円。予約はながら予約センター、電話0575（46）8021。