「ギリギリのライン」から五輪メンバーに内定した宮澤夕貴「恩返しと日本のために」
6月30日、「三井不動産カップ2024(東京大会)」に向けた直前合宿を行う女子日本代表(FIBAランキング9位)のメディアデーが行われ、「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」のメンバーに内定した宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)が取材に応じた。 自身の立場を「ギリギリのラインにいた」と表現した宮澤は「オリンピックメンバーに内定したと聞いて、率直にうれしかったです。今まで支えてくださった方へ恩返ししたい気持ちと、日本のために頑張りたいという気持ち。落選した選手の分、ここにいたくてもいられなかった選手の分も勝たなければいけない責任を感じました」と想いを語った。 3大会連続のオリンピックだが、国際大会のメンバー入りは「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」以来。「3ポイントの感覚は悪くないと思っていて。加えて、ディフェンスでどれだけ戦えるかというところ。集合した時より上達した部分だと感じています」と、合宿を通じた手応えを口にした。 「フィジカルがあって、高さもあって、スピードもある。何でもできる選手が12人そろっているイメージ」と評したアメリカ代表(同1位)との大会初戦へ「『相手がこういう動きをしたらこう』というフォーメーションではなく、その時の判断で勝っていこうとしています。それをしっかりとできれば、アメリカと戦えるし、勝てると思います」と意気込んだ。
BASKETBALL KING