家族の苦しみ伝える 米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さんが小学校で講演(鳥取・大山町)
山陰中央テレビ
米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さんが鳥取県大山町の小学校で講演し、子どもたちに家族の苦しい思いを伝え、拉致問題に関心を持ってほしいと呼びかけました。 大山町の中山小学校で開かれた講演会。人権学習の一環として開かれました。 米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄・孟さんが、6年生の児童21人を前に、拉致問題解決の難しさ、や京子さんの帰りを待つ家族の思いについて語りました。 松本孟さん: 「自分の意思で出ていったということはありえない。何かの力によって、どこかに連れていかれたというのは間違いない」 当時29歳の松本京子さんは、1977年10月21日の夜、近所の編み物教室へ行くと米子市の自宅を出たまま、行方がわからなくなりました。 児童たちはメモを取りながら、松本さんの話に耳を傾けました。 児童: 「家族がいなくなったら悲しくなることがわかりました。いろいろな人に話をして、知ってもらうことが大事だと思いました」 「京子さんや、その他の拉致された人が戻ってきて、今後、拉致問題が無くなることを願っています」 県は拉致問題の解決に向けて、今後もこうした出前授業や講演会を通じて、県民の理解を深めていきたいとしています。
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