佐賀市の料亭「楊柳亭」正月料理がずらり 約1000食分のおせち料理作り
エビや黒豆、きんとんなどの正月料理がずらりと並ぶ調理場を、スタッフが慌ただしく行き交う。佐賀市松原の料亭「楊柳亭」では、注文を受けた約千食分のおせち料理作りに追われている。 12月に入って食材の仕入れや、保存が利く料理の下準備を行い、29日から本格的に調理を開始した。アルバイトで2年ほど調理に携わる中原陵輔さん(20)は「家族で日本の伝統料理を楽しんで」と慣れた手つきで包丁を振るっていた。料理は折り箱に盛り付けられ、31日午後から配達や引き渡しを行う。 菱岡朱実支配人(63)は「スタッフ一同、心を込めて作っている。このおせち料理で2025年も良いスタートを切っていただければ」と話す。(写真と文・山田宏一郎)
山田宏一郎