実写映画版「ゼルダの伝説」は遅くとも2029年までには公開予定 決算説明資料に「202X」との記載
実写映画版「ゼルダの伝説」は遅くとも2029年までには公開予定 決算説明資料に「202X」との記載
今週は任天堂のニュースが満載だ。現行のNintendo Switchの予想販売数量が下方修正されたことや、Nintendo Switchの後継機に後方互換性があること、後継機の後方互換性が発表されたあとに任天堂の株価が回復したことなどが明らかになった。そんななかで、もうひとつニュースが飛び出した。「ゼルダの伝説」の実写映画は、2020年代中に公開される予定のようだ。 「実写映画版「ゼルダの伝説」」画像・動画ギャラリー 確かに、それだけのことかもしれないが、大きな期待が寄せられている本作が最大でも5年以内に公開されることが確実になった。「スーパーマリオ」の新作映画が2026年に公開されるとなると、この先数年は楽しみが尽きないだろう。 このニュースは、任天堂の決算説明会兼経営方針説明会で明らかになった。「映像」と題されたスライドには、大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が2023年に公開されたこと、その新作が2026年に公開されること、そして実写映画版「ゼルダの伝説」が「202X年」に公開されると記されている。 「映像分野では、当社⾃ら出資を⾏い、制作にも深く関与しながら複数の映画を企画・開発しています」と任天堂の社長を務める古川俊太郎は述べている。「昨年4⽉には、イルミネーション様と共同で制作した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を公開し、約1億7000万⼈のお客様に劇場に⾜を運んでいただきました。ゲームプレイの経験を問わず、世界中の幅広い年代の⽅にご覧いただき、今まで以上に多くの⽅に『マリオ』に親しんでいただけました」 「この先の展開として、2026年4⽉中の劇場公開を⽬指して『マリオ』の新たなアニメ映画を制作しています。さらに、『ゼルダの伝説』の実写映画の企画開発を進めています」 昨年11月、任天堂とソニー・ピクチャーズは「ゼルダの伝説」の実写映画化を発表した。ウェス・ボール(「メイズ・ランナー」、『猿の惑星/キングダム』)が監督、アヴィ・アラッド(「X-MEN」、『アンチャーテッド』)と任天堂の宮本茂が製作を担当する。 なお、本作の詳細は今のところ不明だ。ボールはスタジオジブリに言及し、「宮崎駿作品の実写版」が目標だと述べていた。一方で、「シリアス」で本物だと感じられる作品にしたいとのことで、「現実的」な本作でモーションキャプチャーを多用することは考えていないとも語っている。 写真:Richard A. Brooks / AFP
Wesley Yin-Poole