米大統領、災害対応で兵士増派 南部激戦州ノースカロライナへ
【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は6日、ハリケーン「ヘリーン」による被害を受けた南部ノースカロライナ州に新たに軍兵士500人を派遣するよう命じた。声明で「再建への道を歩み始めた家族を支援するため、あらゆる手段を講じる」と強調した。 ノースカロライナは11月の米大統領選の激戦州の一つ。災害対応で後手に回れば、民主党候補のハリス副大統領にマイナスになりかねず、政権は被災地の復旧を急ぐ。 メキシコ湾で新たにハリケーン「ミルトン」が発生した。近く南部フロリダ州に上陸する恐れがある。ヘリーンの被害を受けた地域が再び被災しかねず、政権は警戒を強めている。