【NFL】苦境を乗り越え勝利を手にして“ほっとした”とベアーズQBフィールズ
フィールズとベアーズ攻撃陣は、試合を通して絶好のフィールドポジションを与えてもらっていたにもかかわらず、タッチダウンを決めることができなかった。そして、トータル68回のプレーで平均4.7ヤードを記録している。
攻撃コーディネーター(OC)ルーク・ゲッツィがバイキングス守備陣のブリッツに対して出した答えは、スクリーンやクイックスローだったが、これらはすぐに効果がなくなった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、フィールズのターゲットの43.2%はスクリメージラインの上かその後方におり、それは2023年シーズンで20回以上のパスを試みたQBの1試合あたりの割合として最も高かったという。フィールズのアテンプト平均エアヤードは2.7ヤードと、キャリアで最も低い数字だった。
フィールズの欠点はたくさんあるが、ああいったタイプのクオーターバックに対してあのようなゲームプランを練るのは、高級車を所有しながら袋小路をぐるぐる回るようなものだ。それに何の意味があるのだろうか。
2週連続で、ベアーズはディフェンスが決めたターンオーバーを無駄にするかと思われた。また、フィールズの2度目のファンブルがベアーズの運命を決定づけたようにも見えた。プレーコールや、オフェンシブラインの脆弱さ、継続性の欠如、クオーターバックのプレーミスなど、苦戦しているベアーズ攻撃陣には非難すべき点が多い。とはいえ、熱烈なフィールズ支持者でさえも、連続でのファンブルはフィールズだけの責任だと認めざるを得ないだろう。
「まず、ファンブルしたらだめだ」とコメントしたフィールズは「もっと上手くボールセキュリティーをしないと。俺が最初にファンブルした1プレーか2プレー前にファンブルしたロション(ジョンソン、ランニングバック/RB)に“今はボールセキュリティーが一番大事だ”と言っておきながら、その2プレー後に自分がファンブルして、2つ目は大きな痛手になったんだからクレイジーだよな」と続けている。