松山市の土砂崩れ 被災世帯へ追加見舞金の給付へ 臨時会で補正予算案が可決
先月12日に発生した土砂崩れを受け、きょう松山市議会の臨時会が開かれ、被害を受けた世帯へ追加で見舞金を給付することなどを盛り込んだ補正予算案が可決しました。 先月12日に松山市・緑町で発生した土砂災害では、親子3人が亡くなり、住宅3棟が全壊、14棟が一部損壊となるなどの被害が出ています。 きょう開かれた市議会の臨時会では、被災世帯への見舞金や崩落現場の応急復旧工事費などを盛り込んだあわせて2億3800万円の補正予算案が原案通り可決・成立しました。 見舞金はあわせて700万円で、内訳は住宅の「全壊」に20万円、「半壊」に14万円、「準半壊」または「一部損壊」に7万円、長期的な断水や車への被害など生活に影響を受けた世帯に5万円となっています。 きょうの臨時会では、5人の議員が代表質問に立ち、市が定める災害見舞金の支給額が全壊で3万円、半壊で2万円などであるのに対し、今回増額して給付する理由を問う質問が相次ぎました。 これに対し野志市長は、市が所有し管理する城山が崩れ 避難指示が継続していること、「帰宅したが断水で苦労している」などの声を聞き、 生活に不便がかかっていることなどから、見舞金の増額と給付の対象拡大を決めたと説明しました。 見舞金の給付について、市は週明けにも該当する世帯に書類を郵送する予定です。