データと向き合いながら、常に、いつでも行ける状態に。カープ・森翔平が二軍で向き合ってきた課題
9月に突入し、正念場を迎えているカープ。二軍で日々汗を流す選手たちの練習にもさらに熱が入っている。ここではプロ3年目のシーズンを迎えた左腕・森翔平が、苦しんだシーズン前半を振り返り、終盤戦に向けた意気込みを語る。 【写真】野球殿堂入りしたカープのレジェンド右腕の現役時代 昨季は一軍で12試合に先発し、4勝と存在感を見せた森。今シーズンはさらなる飛躍が期待されたが、夏場までは苦しい日々が続いていた。 「キャンプが終わってから状態が良くなかったし、まだ一軍で登板機会がないというのはすごく悔しいです。後半戦に向けて、いつでも行ける状態にしたいです」。そう語っていた通り二軍で着実に準備を重ね、8月9日に今季一軍初登板を果たすと、見事に1勝目を挙げた。 自身の投球については、「特に春先は、走者を出すとそこから失点してしまうことが多かった。最小失点、ゼロで抑えてアピールをしたいです。そのためにも、もっとしっかり詰めていかなければいけないと思っています」と課題を口にする。また「数字が出てくるので、そこは意識しながら」と、データを活かしたトレーニングにも力を入れる。 9月14日の阪神戦では6回を無失点と好投を見せた森。負けられない試合が続く最終盤、3年目左腕のさらなる奮起に期待がかかる。
広島アスリートマガジン編集部