天童の鍋合戦、最高賞は山形商議所「海鮮トマト鍋」
県内外の自慢の鍋が集う「天童冬の陣 令和鍋合戦」が24日、天童市のわくわくランド多目的広場で開かれた。今年は30回目の節目を迎え、東京や新潟などから30団体が出店した。最高賞の「鍋将軍」には山形商工会議所青年部のエビやホタテなどが入った「海鮮トマト鍋」が輝いた。 天童商工会議所が主催する。来場者は鍋の匂いに誘われるように、お目当ての店に長い列をつくった。カニ味噌(みそ)鍋、ふぐ鍋、台湾の火鍋などが1杯500~千円で販売された。来場者の投票で上位5団体が選ばれ、ゲストのお笑いコンビ「テツandトモ」らの審査で順位が決まった。 仙台市から家族や親戚10人で訪れたパート紺野礼子さん(71)は「きょうが誕生日。おいしい鍋を食べることができて最高のお祝いで、言うことなし」と笑顔を見せ、仲良く輪になって熱々を頬張っていた。 2位の「鍋の局(つぼね)」には天童調理師庖祥(ほうしょう)会の「白濁天童牛げんこつスープ鍋」が選ばれた。