川柳で、「ペイハラ」防止、切実に 北海道・砂川市立病院が219句掲示 最優秀「電話なる 怒鳴り声が フラッシュバック」
【砂川】砂川市立病院は6日、医療従事者が患者や家族から暴言などを受ける「ペイシェント(患者)ハラスメント」(ペイハラ)撲滅に向けて開催した川柳コンクールで、優秀作品6句を発表した。最優秀賞に砂川市・匿名の「電話なる 怒鳴り声が フラッシュバック」を選んだ。 【動画】札幌に冬のきらめき ホワイトイルミネーション・ミュンヘンクリスマス市が開幕 全道から219句の応募があり同日、全作品を院内ロビーに掲示した。最優秀賞は医療従事者の作品で、患者らから電話で怒鳴られ、日常生活でも思い出してしまう様子を詠んだ。 優秀賞は「信頼と いう良薬に 巡り合い」(滝川市・田中忠幸さん)、「切らないで 堪忍袋の 緒は縫えぬ」(札幌市・太田博さん)など。 佐々木昭彦副院長兼医療安全推進室長(67)は「医療従事者やその退職者がペイハラの実体験を描いた作品が多い。患者や家族に実態を知ってほしい」と話す。