中国製三輪車を「OSSAN GT-R NISMO」コンセプトでカスタム!…2人キャンプを可能としたのはシンデレラフィットのルーフボックスでした
APトライクにルーフボックス装着でキャンプにも行ける1台に
2024年5月、埼玉県某所に中国製の「APトライク」という三輪車ばかりが集まりました。小さくてシンプルな乗り物であることを活かしてオーナーごとに個性豊かなカスタムが施されていた中から、今回は大きなルーフボックスを装着し荷物もしっかりと積める1台に注目してみました。カスタムのコンセプトだという「OSSAN GT-R NISMO」とは? 【画像】側面のハシゴには意外な役割!? NISMOリスペクトな三輪車「APトライク」を見る(10枚)
グリーンにペイントされたボディのコンセプトは「OSSAN」!?
若い頃にバイクに乗っていたという梅小路さんは、再び乗りたいという願望と、二輪ではちょっと心配という不安を抱え、葛藤の末にこの「APトライク」に乗るという選択で見事カムバックを果たしたそう。今から4年ほど前のことだ。 そんな梅小路さんが第2のバイクライフとしてこのAPトライクを楽しむために、さまざまな工夫とアイデアでカスタムしているのがこのオリーブグリーンでペイントされた車両というわけだ。 多くのAPトライクユーザー同様、ワイドトレッド化&オーバーフェンダーを装着した車両だが梅小路さんに話を聞くと、自分の着ているTシャツを指差しながら想像もしていなかった答えが返ってきた。 「コンセプトはOSSAN GT-R NISMOです!」
赤いラインはNISMOオマージュ! 意外と本気なOSSANカスタム
よく見れば、ルーフ付近にはGT-Rのエンブレムが装着されているほか、リアにはNISMOやTシャツと同じOSSANエンブレムも貼られている。 「ボディの下全体に赤いラインを入れているのもNISMO仕様のオマージュです」 よく見るとアンダーラインだけでなく、ドア開口部にも赤いアクセントラインが入っている。ちなみに両側面に装着されたハシゴはダミーで、これを両側に装着することで、開口部の剛性を上げてキャビン全体の強度アップを図っているそうだ。 エンジンはノーマルのままだそうだが、社外のφ24キャブレターに交換しており、快適走行が可能。そして快速仕様にしたのにはもうひとつ理由があったのだ。
たまたま見つけたルーフボックスがルーフにシンデレラフィット!
梅小路さんのAPトライクは、ルーフにキャリアを装着したうえで、この車両にジャストフィットサイズのルーフボックスを装着しているのだ。たまたまサイズがピッタリだったというルーフボックスだが、大きなラゲッジスペースのないAPトライクにとって、この積載能力は画期的だそうで、2人分のキャンプ道具も十分積めるそう。 さらに標準で備わるパイプ状のリアキャリアにもプラスチックのベースを装着することで、この上にボックス状の荷物を安定してスタッキングすることができるよう工夫している。ちなみにリアキャリアに荷物を積んでもナンバーが隠れないように、ナンバープレートは車体上部にあらかじめ移設してあるほか、ルーフには補助ウインカーも設置。荷物満載でも安全に走行できるように考慮されているそうだ。
勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)
【関連記事】
- 【画像】側面のハシゴには意外な役割!? NISMOリスペクトな三輪車「APトライク」を見る(10枚)
- ◎ホンモノの「ハコスカ GT-R」で伝説のレーサーレプリカをつくった! 黒澤元治仕様の「スカイライン 2000GT-R」の最新フルチューンメニューを紹介します
- ◎中国製「APトライク」を「自衛隊仕様」にカスタム! 車内には自爆装置やダイナマイトも装備!? ルーフのソーラーパネルでバッテリーの補充電まで
- ◎朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!
- ◎DIYで顔面スワップした中国製三輪車「APトライク」は長距離も快適! ツートーンのカラーコーデで自分専用マシンを完成させました