嫦娥6号の月面サンプル、「中国国際航空ショー2024」で初公開・中国
【東方新報】中国南東部の広東省(Guangdong)珠海市(Zhuhai)で12日から17日まで開催されている「第15回エアショー・チャイナ(15th Airshow China)」で、11日朝、月探査機「嫦娥6号(Chang’e-6)」が今年無事に持ち帰った月の裏側から採取した月面サンプルが初公開された。 展示品には、月の裏側から採取したサンプル、パラシュート、嫦娥6号からサンプルを受け取り地球に持ち帰った帰還機、サンプルの密封容器が含まれている。 初めて一般公開された月のサンプルは、重量は約75ミリグラムで、月の裏側の最も大きくて深く最も古い衝突クレーターから採取されたもので、月の地殻で最も薄い部分のサンプルだ。 人類史上初めて採取された月の裏側のサンプルを収めた帰還カプセルは、6月25日に中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)四子王旗(Siziwang Banner)の予め指定された着陸地点に帰還し、中国の最新の月探査成果である嫦娥6号ミッションは完全な成功を収めた。 サンプルは帰還の翌日に北京で行われた式典で開封され、主要な技術的な検証が行われていた。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。