iPhone、iPadだけで本格的なアイドルのプロモーション動画は作れるか?
博報堂アイ・スタジオがデバイス以外に使ったのは、次の機材だ。安定支持機材として米国ティッフェン社製の「Steadicam Smoothee」。ネットでは2万円台で買える。レンズはイタリアManfrotto社製の「KLYP+」。バンパーと3枚レンズセットなら1万円ちょっと。タブレット端末での編集は、コーレル株式会社製の映像編集ソフト「Pinnacle Studio」。こちらはアップルのApp Storeで1300円。 伊豆の白浜海岸で行われたロケでは、スタッフ3人が稼働、メインとサブのiPhone2台で撮影した。映像制作に関わったことがあるスタッフがいたおかけで、ストーリー作成、撮影、編集ともスムーズに進み、編集はiPadで行い3日で終わった。スタッフの数や撮影・編集期間、いずれも常識からは考えられない少なさと早さだ。 同社の広報担当者は「インターネット広告市場に占める動画広告の割合が増える傾向にあり、動画コンテンツをこれまで以上に安価で手軽に供給することが求められている」と話し、「時間やお金がかかっていなかった割には、いいものができた」と手応えを感じている様子。 そして、実際に出来上がったプロモーションビデオがこれ。あなたも手持ちの機材で動画制作に挑戦してみては?