ぜひウチへ! 現在フリーの外国人監督(2)扱いには要注意!? フロントと揉めに揉める闘将は?
監督交代はチームの状況を大きく変える大チャンスである。欧州主要リーグも2023/24シーズンのおよそ半分が経過、そして直近のインターナショナルマッチウィークの結果により監督人事に揺れている代表チームもある。今回は今すぐに招聘が可能な現在フリーの立場にある世界有数の監督を紹介する。
アントニオ・コンテ(イタリア) 生年月日:1969年7月31日 前職:トッテナム監督 ユベントス、イタリア代表、インテル、チェルシー、トッテナム…。名だたるチームで結果を残してきたアントニオ・コンテ監督も、現在フリーの状態だ。 コンテのトレーニングは世界でもトップクラスにハードなことで知られている。トッテナム時代には韓国遠征において超ハードなランニングメニューを強いられた選手たちが次々とピッチに倒れ込む姿が話題に。この時、エースだったハリー・ケインは思わず嘔吐し、デヤン・クルゼフスキはトレーニング開始から間もなくして足に問題を抱えリタイアしていたようだ。 選手たちにとってはたまったものではないが、そのハードなトレーニングがあるからこそ、彼のチームは強くなる。とくに強固な守備からの縦に速い攻撃はコンテ・サッカーの特徴で、これまで監督として594試合を指揮して567失点に抑えており、一方で得点数は「1068」にも及んでいる(データは『transfermarkt』を参照)。 しかし、ピッチ外では危険な「毒」を持っているのもコンテの特徴だ。チェルシー、インテル、トッテナムでもそうだったように、とにかくこの男はフロントとよく揉め、それが原因でクラブとの関係を悪化させてしまう。手腕は確かなものがあるものの、クラブがコンテを新監督に迎えるにはそれなりのリスクも覚悟しておかなければならないだろう。
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