16日、強い勢力を保ちながら時速15キロのゆっくりとした速度で静岡県内に接近した「台風7号」 （山田豊記者） 「午前8時の河津浜海岸です。台風からの影響でしょうか、うねりを伴った高い波が次々に押し寄せています」 伊豆では波浪警報と暴風警報が出されるなど警戒が呼びかけられました。 昼前の熱海駅前では台風接近で大粒の雨が！ （観光客） 「予想以上ですね台風の威力は」 （観光客） 「こんなに降ると思っていなかったのでちょっとなめてました」＊＊＊＊ 15日は多くの観光客でにぎわっていた熱海駅前ですが…16日は人の姿もまばら… 新幹線が運休となった影響もあり、駅前商店街では臨時休業でシャッターを下ろした店が目立ちました。 影響は、東伊豆町の漁協直売所でも…普段はキンメダイなどの鮮魚が並びますが… （こらっしぇ　森田健司店長） 「台風の影響できょうは魚が入ってこない」「海産物もすくない」 いつもは観光客でにぎわう店内も… （こらっしぇ　森田健司店長） 「きょう（16日）はお客さんが少ないのかなと思いますね」「やっぱり台風の影響で電車が運休というのもあって」「きょうはもう完全にダメ、まあ明日、明後日、土日あるので挽回できればと思っている」 一方、三島市では… 「わっしょい！わっしょい！」 15日から開催されている「三嶋大祭り」。 （函南町から来た人） 「今にも降り出しそうなんで。そのために傘を持ってきました」 台風による雨に備え「山車」にも対策が！ （東本町二丁目自治会） 「通常は透明なビニールシートは 被せてないんですけれど、雨対策、台風対策ということで 事前に張って演奏する」 そして… （坂井太一記者） 「正午前です。急に雨が降り出して きました。三嶋大社の境内には 多くの出店が立ち並んでいまして、 皆さん傘を差しながら祭りを楽しんでいるようです」 例年3日間でおよそ50万人が訪れる人気の祭りですが… 2024年は「新幹線の運休」や台風で“客足への影響”が心配されています。 （三嶋大祭り実行委員会事務局　金井 貴史さん） 「お祭りをやるということで、町の皆さんと準備をしてきたので、盛大にやりたいと思っていたが台風でお客さんの入りが減ってしまうことは残念。ただ来てくれる方に楽しんでもらいたい」 祭りは17日が最終日。天気も回復し晴れの予報のため、人出の回復にも期待がかかります。 台風の影響で終日運休となった東海道新幹線。15日夜のJR静岡駅には駆け込みで新幹線を利用するたくさんの人の姿が！ （利用客） 「あした（16日）帰る予定だったんですけど、あした運休ということだったので、きょう（15日）急遽チケットを取り直して帰ることにしました」 しかし16日は一転、駅には人の姿もまばら… 在来線で県外から静岡にやってきたという人は… （利用客） 「新幹線（のチケットを）取っていたんですけど、もう全部、止まっちゃったので、払い戻ししてなんとか鈍行で来ました」 Q． どうでしたか、鈍行は？「もうね～お尻いたい」 （10代 専門学校生） 「乗り慣れていない電車に長時間乗らなきゃいけなかったので、やっぱりちょっと疲れました。荷物重くて」 16日は在来線も大幅に本数を減らして運行しているため、無事に家に帰れるか心配する人も… （50代 主婦） 「新幹線が、大変な状況になっているってことで、普通列車で帰れないかなと思っているんですけれども」 「ちゃんと帰れるかな～って」 気象台はこのあとも大気の状態が不安定なことから落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。