待望のオリンピックデビューを飾ったカリー「本当に長い間、楽しみにしてきたこと」
7月29日(現地時間28日、日付は以下同)。男子アメリカ代表がパリオリンピックのグループC予選ラウンド初戦に臨み、セルビア代表を相手に110-84で勝利を収めた。 36歳でオリンピックデビューを飾ったステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、その時の心境を「国歌演奏まで、試合前の(ウォーム)アップではすごく緊張していたと思う。本当にクールな場所で、エナジーも最高だった」と話していたと『Eurohoops.net』が報じている。 アメリカは序盤こそセルビアに8点差をつけられるも、タイムアウト明けにカリーが3ポイントシュートを決めて反撃開始。そこから逆転に成功すると、後半に入っても得点を量産し、カリーは試合終盤に自身が放った長距離砲がリングへ吸い込まれるかを見届けずにコートの反対側へ体の向きを変える“ノールックスリー”も披露。 スターターの一角として21分8秒出場したカリーは、フィールドゴール成功率50.0パーセント(4/8)、3ポイント成功率42.9パーセント(3/7)の計11得点に3リバウンド3アシストで初戦を終えた。 そして試合後、NBA史上最高のシューターは「この(オリンピックという)レベルでアメリカのジャージーを着ること。それは本当に長い間、楽しみにしてきたことなんだ。この瞬間を楽しんでいるよ」と口にしていた。 また、ウォリアーズで3シーズンをともにプレーし、2017、2018年に2連覇を成し遂げた当時の同僚ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)とも再共演できたことで「今回の経験における利点さ。KD(デュラント)とまた一緒にプレーできるんだから」とコメント。 オリンピック初戦でふくらはぎの肉離れから待望の復帰となったデュラントは、前半にフィールドゴール成功率100.0パーセント(8/8)の計21得点。試合全体でも16分44秒でフィールドゴール成功率88.9パーセント(8/9)、フリースロー成功率100.0パーセント(2/2)でチームトップの23得点を奪った。 「彼のやることに驚くことはない。前半でパーフェクトだった。21得点でしょ。スペシャルなことだし、彼はこの舞台に何度も立ってきた。USAバスケットボールの歴代最多得点記録保持者でもあるんだ。彼のプレーを見ることができて最高さ」 カリーはデュラントの復帰を喜び、コート上で久々の共演を果たした。カリー、デュラント、そしてこの試合で21得点7リバウンド9アシストを記録したレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の3人がアメリカ代表でチームメートとしてプレーする姿は圧巻。 そのアメリカ代表は、8月1日に南スーダン代表との予選ラウンド2戦目に臨むこととなる。
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