「乾杯」2戦連発17号導いた大谷翔平のルーチン リハビリサポートのコーチ補佐とベンチで
◆米大リーグ ドジャース2―3レンジャーズ(12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】大谷翔平、2試合連続となる17号! ドジャース・大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、本拠地・レンジャーズ戦に「2番・DH」でフル出場し、初回の1打席目に先取点となる2戦連発の17号ソロを放った。 * * * 2月のキャンプから、韓国での開幕戦、ロサンゼルスでの本拠地開幕戦などを取材し、今季4号で松井秀喜氏の持つ日本人最多に並ぶ米通算175号を目に焼き付けて、4月15日に日本に帰国した。そこから約2か月がたって米国に戻って現地での取材を再開。いきなり2試合連続本塁打と、時差ボケの体が悲鳴を上げるほどの活躍を見せつけられた。 メジャー7年目の大谷は今季からドジャースに加入。大きく環境が変わったことで、「早く一員として認められるように結果を出したい」と話すなど、開幕直後はとにかく結果を残すことに必死なように見えた。水原被告の解雇騒動でグラウンド外も騒がしかった。だが、開幕から2か月以上がたって、チームにもより溶け込んでいるように見えた。 試合前にはキャンプ中に大谷のリハビリをサポートしていたストレングス&コンディショニングコーチ補佐のトラビス・スミス氏と、ベンチで愛用する2リットル近く入る大きな水筒を1つずつ持って、「乾杯」をしてグッと“力水”を飲むルーチンで笑顔を見せ、直後の1打席目に本塁打。打席の前後には通訳を介さずして他の打者やコーチ陣と話し込む姿もたびたび見られた。 ド軍のユニホーム姿もすっかりなじみ、本拠地で背番号「17」のユニホームを着るファンも増えた。現地でしか聞くことのできないバットがボールをはじく“快音”を何度も聞きたいものだ。(安藤 宏太)
報知新聞社