ドライバー不足解消に 日本版ライドシェア 鳥取県では初めて本格運用スタート
タクシーが不足する地域や時間帯に自家用車や一般のドライバーを活用する「日本版ライドシェア」の本格的な運用が、このほど鳥取県内では初めて米子市のタクシー会社でスタートしました。 【写真を見る】ドライバー不足解消に 日本版ライドシェア 鳥取県では初めて本格運用スタート 運用初日の4日、日本版ライドシェアを運用する皆生タクシーが赤沢経済再生担当大臣などを招き、出発式を行いました。 赤沢亮正 経済再生担当大臣 「日本版ライドシェアということで安全第一で皆生タクシーに始めていただくことになりました。本当にうれしいことだと思いますし、しっかり取り組んで成功させていただきたいと思います」 皆生タクシー 杉本真吾社長 「絶対安全運転といったことを肝に銘じながらこれからライドシェアをますます推進して地域の不足の解消に努めていきたいと思っております」 「日本版ライドシェア」はタクシー会社が事業主体となり、一般のドライバーが自家用車やタクシー会社の車両を使って、有料で人を運ぶ仕組みです。 皆生タクシーではドライバー不足などから、呼ばれても週末の夜は30分から1時間ほどかかってしまうことがあったことから、ライドシェアの導入を決めました。 鳥取県では昨年、ねんりんピックなどで試験的に運行されたことがありましたが、今回は本格的な運用開始です。 利用するには配車アプリ「タクシーアプリGO」を使って目的地などを指定します。 料金は従来のタクシーとほぼ同じということです。 赤沢亮正 経済再生担当大臣 「買い物環境とか役場とか病院に行く足の確保とかそういうものがなくなると人口がただでさえ減少傾向にある地域が、人口急減少に見舞われえるので、やっぱりそういう生活に必要な最低限のニーズというのは満たせるように地域をしておくことはものすごく大きくて全国のすべての人口が減っている地域でしっかり交通空白地域を解消してほしいとそのほんとうに大きな力にこの日本版ライドシェアはなるだろうと期待をしています」 運転するのは管理するタクシー会社の指導や研修などを受けた一般のドライバーです。
ライドシェアのドライバー 原田淑恵さん 「本日大変緊張しました。きょうの式典で大臣がとにかく安全のことおっしゃいましたのでそこを身を引き締めて頑張りたいと思います」 皆生タクシーでは金曜日と土曜日の午後4時から深夜にかけ、ドライバーの勤務状態に合わせて日本版ライドシェアを運用するということです。
山陰放送