大腸がん克服から代打の切り札に… 阪神・原口文仁のFA権行使にファン反応さまざま 「心から応援」「大山も原口も出てしまったら…」
阪神は12日、原口文仁内野手(32)が今季取得した国内FA権を行使することを表明し、書類を球団に提出したと発表した。大腸がんを克服し、近年は代打の切り札として活躍してきた。 ◆帝京高校時代の原口【写真】 原口は球団を通じて「この度FA権を行使することを決断いたしました。15年間お世話になったタイガース球団、いつも日本一の熱い声援で背中を押してくれたファンの皆様には感謝しかありません。ただ、いち野球人として、もう一度挑戦したいという思いが強く、この度、決断に至りました」とコメント。宣言残留も選択肢に入れつつも、出場機会を求めて、権利行使を決断した。 東京・帝京高からドラフト6位で2010年に入団。16年には11本塁打を放った。大腸がんを患ったが、19年に手術を受けて克服。今季は主に代打で52試合に出場し、打率2割4分1厘、2本塁打、9打点だった。今季の年俸3100万円(推定)は人的、金銭補償が発生しないCランクとみられる。 X(旧ツイッター)では「宣言残留と思っていたので朝からびっくりです」「できれば残留してほしい」「残念やけど行使したい動機はもっともやし、心から応援する」など、阪神ファンの声が上がり、「しかし、万が一大山も原口も出てしまったらとてもまずい」と同じく国内FA権を取得した大山悠輔内野手(29)や坂本誠志郎捕手(31)の動向も絡めて気にする虎党もいた。
中日スポーツ