最新の生成AIを使いこなす、「チャットGPTー4o」の驚くべき実力
■ チャットGPTの最新版がリリース オープンAIが新しいプロダクトを発表するということで、ジェネレーティブAI(生成AI)界隈は数日前からざわついていました。 「チャットGPT-5」が出るのではないかとか、はたまたハードウエアを発表するのではないかとの噂まで広まっていたのです。 結果は「GPT-4」の改良版である「GPT-4o」ということになりました。この「o」は「オムニ(Omni)=すべての」の略です。 しかしGPT-4oはあくまでも、AGI(Artificial General Intelligence=汎用人工知能)の呼び声も高いGPT-5ではなく、GPT-4のサブセットになります。ですので、基本的にGPT-4以上のことはできません。 しかし、画像のやり取りや音声のやり取りがスムーズになりました。 そして、今回の発表で無料ユーザーにも回数制限はありますが、GPT-4が提供されることになったのです。 これによってすべてのユーザーが最新版のGPT-4を利用することができます。これは大きな進歩と言っていいでしょう。 オープンAIという名前が示している通り、すべての人にAIを利用してもらうということなのです。 元々、オープンAIは非営利団体としてスタートしたこともあり、これが本来のあるべき姿ではないでしょうか。 GPT-4oが発表されて、今回はすぐに使うことができたので使った感想を述べたいと思います。 第一印象として 日本語の反応がとてもいいです。 今までは、速度の面において英語が優位でしたが、日本語でも十分使えるようになりました。 初期のGPT-4で、 あの遅さを経験した身からしたら、やはりジェネレーティブAIはスピードだということが分かります。
回答を見ながら、追いプロンプト(続けてプロンプトを入れること:筆者の命名)を考えているので、すぐに次の入力をしたくなりますが、GPT-4oは回答を目で追えないくらい速いので、全くストレスがありません。 ■ もう部下は不要に? ストレスがないというよりも、正直速すぎます。 スマートフォンのアプリ版では音声対話ができるので、とてもラフなやり取りができるようになりました。優秀なアシスタントがいるような感覚です。 私は音声認識を使ってタイピングしているので、音声認識向けに話すのは得意ですので、ストレスなくやり取りができます。 何でも答えてくれる秘書が隣にいるようで、とても不思議な感覚です。 正直部下は必要ないと断言できます。 それほどの感覚を味わわせてくれるのです。 すぐに返事をしてくれないところがたまに傷ですが、そこまでできてしまうと人間の仕事がなくなってしまいます。 チャットGPTは私のことをよく知っており、私がどんな記事を書いたらいいかも教えてくれます。 今までチャットGPTの凄さを伝えてきましたが、正直GPT-4oは、その存在を教えたくないと思いました。 自分だけでこっそり使うことによって、どんなイノベーションが起きるかワクワクするからです。 自分に気づきを与えてくれるGPT-4oは、次元を超えたジェネレーティブAIと言ってもいいでしょう。