パターのロフト“1度”調整でパット復調 桑木志帆の2勝目を支えた14本
◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(25日)◇桂GC (北海道)◇6651yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆1400人) 【画像】桑木志帆がアプローチの練習法を伝授 首位から出た桑木志帆が4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算12アンダーで6月「資生堂レディス」に続くツアー2勝目を挙げた。 2カ月前の初優勝時点からクラブセッティングに変更はないが、7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」から抱えるパッティングの悩みを解消するため、今週はパターのロフト角を調整して臨んだという。最終日は微妙な距離のバーディパットを決めてスコアを伸ばした。 「大東建託の週からグリーンが重くて、(ヘッドが)上から入って思うように転がらなくなった」とボールを潰し気味に打つ傾向に。今週はその対策として、ロフト角を3度から4度に変えたパターを投入するとかみ合った。「ロフトをつけてスピン量を減らして、しっかり前に転がるように」とバックスピンが減り、グリーン上のパフォーマンスが向上。前半4番で4m、6番で3mとチャンスを逃さず決め切った。 最終日はフェアウェイキープ率92.85%(13/14ホール)、パーオン率94.44%(17/18ホール)とショットもさえた。17番ではピンまで残り130ydを「ライン出しで、ちょっと抑えた感じ」と9Iでピン左奥2mにつけてバーディ。単独首位で迎えた最終ホールも「ティショットは完璧な球が打てていたので自信があった」とフェアウェイに置き、2オン2パットのパーで後続を振り切った。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストンB-Limited B1 LS(9度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナ BB(重さ53g、硬さS、長さ45.25インチ) グリップ:イオミック スティッキー1.8 フェアウェイウッド:ブリヂストン B1ST(3番14.5度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナ BB (重さ53g、硬さS) ユーティリティ:ブリヂストン B2HT(3番19度、4番22度) シャフト:USTマミヤ リンク 75S アイアン:ブリヂストン ツアーB X-CB(5番~PW) ウェッジ:ブリヂストン BRM2(48、52、58度) パター:ピン アンサー2パター ボール:ブリヂストン ツアーBX イエロー