もつれた師弟の感情。扇久保博正が「そんなやめ方をしたお前は俺を絶対に越えられない」と神龍誠をばっさり【超RIZIN.3】
「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が5月24日、都内で開催された。 すでに「RIZIN.46」のリング上で対戦が電撃決定していた扇久保博正(パラエストラ松戸)と神龍誠(神龍ワールドジム)が改めて会見で火花を散らした。 神龍は日韓対抗戦でイ・ジョンヒョンと対戦し、1Rで一本勝ちを収めると試合後のマイクで「榊原さん、扇久保さんっていますか? 俺と扇久保さん、超RIZINでどうですか?」と扇久保との対戦をアピール。リングサイドで試合を観戦していた扇久保がリングに上がり「誠! お前、俺のこと殴れるのか? 俺のこと殴れるのか?」と問いかけると神龍は「あえて言わせてください。扇久保先生、俺はあなたを超えます」ときっぱり言い切った。このやり取りを見ていた榊原信行CEOがゴーサインを出し、試合が決定していた。
会見で神龍が「この戦いがフライ級ランキングあるんだったら僕と扇久保さんは1位と2位だと思うので、ここでしっかり潰して、最強に一歩進みます」と世代交代を誓う。 続いてマイクを持った扇久保は「誠、お前なんでうちの道場やめたか言ってみろよ。18の時に言ったよな。“18になったんだから、もう親父と来るのやめろ、一人で来い”って言ったよな。そしたらすぐやめたよな。それが嫌だったんだろ」と過去の経緯を明かす。 これに神龍が「それも嫌でした」と返すと扇久保は「一人でジムに来るのが嫌だったんだろ?」と追撃。これに神龍は「(練習を)見てくれないじゃないですか」と返す。 これを流した扇久保は「掃除の時間に俺がお前にトイレ掃除頼んだのが気に食わなかったらしいな。いろんなところで言ってんだろ」と追撃。神龍は「いろんなところでは言ってないです」とついついどこかで言ったことは認めた。
そして扇久保は「俺は指導員としてお前のことは気にかけていたし、上に行くと思って期待していたんだよ。俺の言葉が全然お前に伝わらなくて、俺は残念だったよ。そんなやめ方をした奴は俺を絶対に越えられない。お前は俺を絶対に越えられない。ぼこぼこにしてやる」と宣言。 神龍は「絶対に越えます」と言い返した後に「“俺とお前は合わない”って言いましたよね。それ指導員が言っていいんですか?」と続けた。 また師弟関係だからこそ見える弱点などについて神龍は「まあ、なんとなく分かります。それは試合をするので、言わないでおきます」、扇久保は「ここで作戦を言うつもりはないですけど、僕はずっと彼に教えていたので、格闘技の強さだけじゃなくて、どういう人間かも知っている。そういうのも全部含めて僕に有利に働くと思っている」などと語った。 微妙に感情がもつれた師弟対決の行く末やいかに…。