北アフリカ出身で同性愛者の男性、難民として認める判決…母国で迫害受ける恐れ
北アフリカ出身の30歳代男性が、同性愛者であることを理由に母国で迫害を受ける恐れがあるとして、日本での難民認定を求めた訴訟で、大阪地裁は4日、男性を難民と認定して国の不認定処分を取り消す判決を言い渡した。
訴状によると、男性は母国で家族に同性愛者であることを知られ、監禁されたり、暴行を加えられたりして命の危険が生じたとし、2019年末に来日。母国では、同性間の性行為は違法とされるという。男性は20年1月に難民認定を申請したが、大阪出入国在留管理局が21年2月、不認定処分とした。