『アストロボット』に「ファイナルファンタジー」のボットが登場しないのは「各パブリッシャーの選択を尊重した」結果のようだ

『アストロボット』に「ファイナルファンタジー」のボットが登場しないのは「各パブリッシャーの選択を尊重した」結果のようだ

『アストロボット』にはPlayStationでリリースされたゲームが元ネタのボット（キャラクター）たちが大量に登場している。しかしながら、「ファイナルファンタジー」が元ネタのボットたちは登場していない。 「アストロボット」画像・動画ギャラリー 海外メディアGame Fileのインタビューではこの件について言及されている。「ファイナルファンタジー」のボットが登場しない理由が明言されたわけではないが、ボットたちの出演については「各パブリッシャーの選択を尊重した」のだという。IGN USもこのインタビューを引用し、記事にしている。 インタビューでは、本作の開発元であるTeam ASOBIの代表を務めるニコラ・ドゥセが質問に回答している。開発元は『ファイナルファンタジーVII』のクラウドのボットをゲームに登場させるのを望んでいたそうだが、なんらかの理由で実現できなかったようだ。ドゥセは「その件についてコメントするのはむずかしい」と言及。詳しい理由は語られなかったものの、同氏は「私たちは各パブリッシャーの選択を本当に尊重しています」と付け加えたという。 IGN USは、クラウドのボットが登場しなかった件についてはスクウェア・エニックスの判断だったのではないかと推測しており、スクウェア・エニックスにコメントを求めている。余談だが、シリーズの過去作『ASTRO's PLAYROOM』には『ファイナルファンタジーVII』のバスターソードが登場していた（クラウドは登場していない）。 『アストロボット』では歴代のPlayStationでリリースされてきたゲームが元ネタのボットが登場していて、これにはサードパーティタイトルも含んでいる。たとえば、「METAL GEAR SOLID」のボットなどが登場している。『ファイナルファンタジーVII』はオリジナル版が初代PlayStationでリリースされ、リメイク作もPS4、PS5とリリースされてきた。IGN USによると、『アストロボット』には173体ものボットがカメオ出演しているそうだ。 インタビューではニコラ・ドゥセがボットのカメオ出演について語っており、「人々にポジティブな印象と純粋なノスタルジーを与えたゲームでなければならない」とそのチョイスについて語った。最終的にはパートナーが手を挙げてくれたそうで、開発元が想定していたほぼ100%のものがゲームに入ったらしい。 ちなみに、『アストロボット』ではゲームのクレジットで作品名が登場しながらも本編には登場しなかったボットたちがいた。本作は今秋にアップデートを予定しており、これらのボットが登場することが予想される。しかしながら、クレジットに登場していなかった作品のボットが今秋のアップデートで入る可能性は低いだろう。