「夏までに10kg痩せる」ダイエットの落とし穴…「内臓脂肪」お腹へこませ大作戦
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、かたやま内科クリニック 院長 医学博士 片山隆司先生です。 【動画】ひねっておなかぽっこりを解消!太ももにも効果的!座ったままできる簡単筋トレはこちらから!【2分5秒~】
今回のテーマは「~病の大敵!内臓脂肪を攻略~お腹へこませ大作戦」
だんだん薄着になるこの季節、気になってくるのが「ぽっこりお腹」。お腹がぽっこりしているのは内臓脂肪と呼ばれる脂肪が蓄積している状態。内臓脂肪が過剰に付くと、高血圧や高血糖、さらには血管を老化させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすリスクも高くなるのだとか。そこで今回は、内臓脂肪を攻略してお腹をへこませる方法を専門家に教えてもらいました。
内臓脂肪の基礎知識
<内臓脂肪とは?> 「内臓脂肪」は胃や腸などの内臓の周りに付く脂肪の事。先生によると、内臓の脂肪は悪玉のホルモンを出す事が多いそうです。例えば、血糖値を下げにくくするホルモンや、血圧を上げやすくするホルモンが多くなるのだとか。そのため、内臓脂肪を必要以上に溜まったままにしておくと、お腹がぽっこりしてしまうだけでなく、高血圧や高血糖などの生活習慣病につながったり、さらには心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたりするリスクも高くなるそうです。 <実は内臓脂肪は落ちやすい!?> 脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、これら2つは貯金によく例えられるそうです。皮下脂肪はたまりにくく落ちにくい「定期貯金」。内臓脂肪は出し入れが簡単な「普通預金」に似ており、たまりやすく落ちやすいので正しく取り組めば落ちやすい脂肪だそうです。
お腹へこませ大作戦~食事編~
<ドレッシングなしが逆効果!?> サラダを食べるなら、大根サラダなどの淡色野菜よりも緑黄色野菜の方が、栄養価が高いのでオススメ。そして、ダイエットのためになるべく油を控えようと、サラダにドレッシングをかけないのは逆効果になってしまうそうです。トマトなどの緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、脂溶性のため油と一緒に摂取する事で効率的に栄養素を摂取できるのだとか。さらに、緑黄色野菜などに含まれるビタミンなどの栄養素が不足すると、代謝が悪くなり脂肪も燃焼しにくくなってしまうそうです。 <たんぱく質が必要不可欠!?> たんぱく質を摂る事で「痩せホルモン」といわれるGLP-1が腸から分泌され、脳の満腹中枢を刺激してくれるそうです。そのため、たんぱく質はダイエットに絶対に必要な栄養素なのだとか。動物性のたんぱく質では低カロリーな魚などがオススメだそうです。