高齢者の事故を減らすため警察が勧めているのが、運転免許の返納です。 返納すると、飲食店や公共交通機関で割引を受ける事ができますが 免許を返納した高齢者の半数近くが知らなかったという事です。 ＝県警本部・阿久津正好本部長＝ 「半数近い方々がこの種の支援が受けられる事を知らなかった」 県議会一般質問で、県警の阿久津本部長が明らかにしました。 県警は、運転免許を返納した後の生活支援として、 飲食店や公共交通機関など県内６６９の事業所で 割引などのサービスが受けられるようにしています。 しかし、去年、運転免許を返納した県内の高齢者約３３００人に 県警がアンケートを行ったところ、 ４３パーセントが、サービスを知らなかったと答えたという事です。 ＝県警本部・阿久津正好本部長＝ 「この制度を高齢運転者のみならず家族も含め多くの方に周知する事が 必要であることも判明いたしました」 県警は、返納後のサービスの充実と周知に取り組んでいきたいとしています。