[女も男も服を脱げ!]バスジャック犯のとんでもない犯行の手口が判明。緊迫した様子に戦慄…
世界を旅するアングラー(釣り人)であり、ツララ(エクストリーム)のフィールドスタッフもつとめる前野慎太郎さんが、各地での釣行で遭遇したエピソードをレポート。今回は、ブラジルでの釣行時に遭遇してしまったバスジャックの詳細を報告。緊迫感のある内容を伝えてくれた。 【画像】「怖すぎる…」乗客が詰め込まれたバスのトランクルーム 他 写真ギャリー
死を覚悟した「バスジャック事件」をレポート
ルアマガ+をご覧になっている皆さま、こんにちは。前野慎太郎です。私は世界各地の秘境に生息する魚を釣るために、バックパックと釣竿を持って世界中を旅しています。ルアマガ+では旅の 道中に見た国やそこで起きたハプニングなどを紹介していきますので、よろしくお願いします! さて、今回ご紹介するのは南米大陸ブラジルでの出来事。これまで様々な国で数々のハプニングに見舞われた私ですが、その中でもダントツで死を感じた『バスジャック強盗』の詳細をご紹介したいと思います。 事の発端はパラグアイ。パラグアイ東部には有名なイグアスの滝や、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイの国境が重なるエリアがあるのですが、そのすぐ近くにイグアス日本人居住区と呼ばれ る小さな町があります。ここには半世紀以上も前に移民として南米を訪れた先人たちが苦労の末 に築きあげた日本人街があり、日本語での会話や美味しい日本食を食べることができます。私は2か月半に及ぶ、南米奥地での過酷な釣り生活で疲れた身体を癒すために、イグアス日本人居住区を訪れました。 日本人居住区で1週間ほど快適な暮らしをした私は、この旅をブラジルのバイア州を流れるサンフランシスコ川で締めくくることにしました。まずは中間地点のサンパウロへ向かうためにパラグアイ国境を 抜け、ブラジルのフォズ・ド・イグアスという町の長距離バスターミナルでサンパウロ行きのバスチケットを購入します。私は1泊分の宿代を節約するために、夜行便のチケットを選択しました。出発は19時で、到着時間は次の日の13時。およそ18時間の行程です。貧乏旅人にはありがたい夜行便ですが、この思考が裏目に出てしまうとは知る由もありませんでした。