横浜期待の1年生が大爆発!センバツ出場へ攻守に成長中【24年秋・神奈川県大会】
<高校野球秋季神奈川大会:横浜7-0柏木学園>◇14日◇3回戦◇サーティーフォー保土ケ谷球場 【動画】熊本の天才・池田聖摩!横浜高校で1年夏に背番号6を背負う男の中学時代に密着! 3回戦突破を決めた横浜は7番・遊撃手で出場した池田 聖摩内野手(1年)が、3安打3打点の活躍で存在感を示している。 池田は1年生ながら今夏の神奈川大会決勝でもスタメン入り。今秋も正遊撃手の座を定位置にすると、この日の試合でも1、2打席で単打を放ち、一死満塁で迎えた3打席目は「絶対に残塁させないという気持ちで打席に入った」と振り抜いた打球が左翼手の頭を越え、走者一掃の三点適時三塁打で柏木学園を突き放した。 「夏は決勝戦でもチャンスで一本が出ず、苦しくなってしまった」と池田。悔しさを晴らすべく、「打撃の質にこだわって練習してきました。一球一球強く振り、正しい打ち方でミートしてヒットコースに落とすことを意識しています」と、この日も秋季大会に向けた練習の成果を発揮した。 村田 浩明監督も「夏を通して成長している一人。夏までは勢いでやっていたが落ち着いてプレーしている。打つべき球は打ち、待つべき球は待つことが出来ている」と太鼓判を押す。また守備についても「打球が飛んでからいくのではなく、予測を立ててから動いている。そういった部分でも野球脳が芽生えてきたと思います」と賛辞を送った。 攻守で指揮官からの厚い期待を受ける池田は自身の守備について、「奥村 凌太(内野手・2年)さんと二遊間を組んで、助けてもらっている部分も大きいです。投手の間合いや一歩目の切り方や捕球の姿勢も教わっています」と頼れる先輩の力も借りながら日々成長に繋げているという。 また投手としても神奈川大会決勝でリリーフ登板し、決勝点を許したものの球場ガンで149キロを計測するなど、投手として大器の片鱗も見せている。現在も投手の練習を続けており、「あの形で負けてから、簡単には打たれたくないという気持ちを持っています」と闘志を燃やしている。 早くもレギュラーとして試合に出続けているが「池田にこだわっていない」と村田監督からもはっぱをかけられ、その言葉に応える活躍を見せている。センバツ大会出場へ負けられない戦いが続くが、「先輩方が常に全国大会出場を口にしているので、自分たちも追いつけるように切磋琢磨しています。まずは先を見ず、一戦一戦頑張っていきたいです」と勝利への執念を語っている。