【中日新聞杯】今週も3歳馬に注目!ホウオウビスケッツは精神面で成長あり!
中日新聞杯 ホウオウビスケッツ 奥村武調教師 ――前走の日本ダービーは6着でした。レースを振り返ってください。 奥村武調教師(以下、奥):最高の状態に仕上がっていたと思います。レース間隔が詰まっていましたが、ケアをしっかりして現場のスタッフが素晴らしい仕事をしてくれました。丸田騎手も馬の能力を信じて積極的な競馬をしてくれましたし、最後は切れ負けしましたが持っているものを全て出してくれたと思います。 ――今回中日新聞杯を選択した意図を教えてください。 奥:夏場は北海道で休ませて秋初戦は毎日王冠を予定していましたが、美浦に戻して調整していたら猛暑の影響で夏負けした感じになってしまったので、大事を取って毎日王冠を見送りました。仕切り直して調整を進めるなか状態が上がってきましたし、ダービーで好走したことから左回りの2000という条件も合いそうだと思って中日新聞杯を目標にしました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 奥:毎日王冠に向けての調整中に夏負けしてしまったので、一旦放牧に出して整えてから今回に向けて帰厩しました。この中間は涼しくなっていますし、体調も上がってきています。 ――11/29(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 奥:気持ちが高ぶりやすい面があるので、馬の特徴を掴んでもらうため春シーズンにジョッキーと密にコンタクトを取ってもらっていましたし、今回も追い切りで現状の馬の感じを掴んでもらおうと思っていました。丸田騎手も追い切り後「休み明けの分少しモタモタしていますが、想定以上の時計が出ているようにやはり能力がありますね」と話していました。 ――ひと夏越しての変化を感じるところはありますか。 奥:走ってもエキサイトしませんし、気持ちの面でだいぶ落ち着きが出てきたと思います。6月生まれの馬なので、ようやく精神面が大人びてきた感じです。 ――古馬と初対戦です。レースに向けて意気込みをお願いします。 奥:皐月賞以外は常に好走していますし、ダービーでもなかなか良い内容の競馬をしているので、受けて立つくらいの気持ちで臨みます。まだ良化途上の感じとはいえ、それでもここでしっかりした競馬が出来るくらいの能力がある馬だと思っています。
競馬ラボ