全国高校駅伝で大牟田高が強豪復活の2位、3人が区間賞…ヘッドコーチ「全員がよく頑張った」涙ぐむ
陸上・全国高校駅伝(22日・たけびしスタジアム京都発着=男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)――長野県勢が男女同時優勝を果たした。男子は佐久長聖(長野)が2時間1分33秒で2年連続4度目の優勝。24秒差の2位に大牟田(福岡)が入った。九州勢はほかに九州学院(熊本)、鳥栖工(佐賀)、小林(宮崎)が入賞した。女子は長野東(長野)が1時間7分27秒で2年ぶり2度目の栄冠。連覇を狙った神村学園(鹿児島)は5位だった。 【写真】神村学園のアンカー・瀬戸口凜選手
かつて優勝争いの常連だった大牟田が復活をアピールする2位に入った。
夏合宿を一緒に行っている佐久長聖に対し、選手たちは「相手の方が上」とみていた。それでも主将の松田(3年)が「隙のない戦いをしたい」と語っていたように、好走の連続でトップ争いを繰り広げた。
1区本田(2年)が区間2位の力走。4位でタスキを受けた4区野田(3年)が沿道の声援にガッツポーズで応えながら差を詰めると、続く塚田(同)が先頭に躍り出て、6区森本(同)も首位を守った。3人とも区間賞の走りだった。
最終7区で突き放された村上(2年)は「大事なところで落ちてしまった」と悔やんだものの、赤池ヘッドコーチは「大牟田高で最高の記録だった。本当に全員がよく頑張った」と涙ぐんだ。