ポロ ラルフ、ラルディーニetc. 名門ブランドの超一流スーツを“着流す”愉悦
創業130年以上の老舗やアメリカントラッドの総本山など、名門ブランドの超一流スーツをピックアップ。 ▶︎すべての写真を見る 歴史や伝統が息づく一着を堅苦しくなく楽しむことこそ、着流しスーツの真髄といえよう。
「タリアトーレ」
今季のトレンドであるコーデュロイのスーツは、ストレッチが効いているのに加え、パンツはイージー仕様と着心地が秀逸。 カントリー系に振れがちな素材だが、微光沢の質感とシャープなピークドラペルで都会的に着こなせるはず。 ［Brand Profile］ ピーノ・レラリオが、1998年にイタリアで創業。デザインから縫製まで全工程をピーノが監修する。アイコンはジャケットの両脇からウエストを絞った、立体的な独自のフォルム。
「ボリオリ」
芯地類を極力省くことで、軽快な着心地を獲得したアンコン仕立ての名作「ドーヴァー」。ストレッチフラノ製でより快適さを追求し、ジャケットならカーディガン感覚で身に着けられる。 モダンな雰囲気のチョークストライプもポイントだ。 ［Brand Profile］ 1890年に創業した老舗ブランド。イタリアの伝統的な手法を継承しつつ、常に革新的な技術と時代のムードを反映させる。「ドーヴァー」「Kジャケット」「コート」など名作多数。
「ラルディーニ」
シルクのような光沢としなやかさを兼ね備えるロロ・ピアーナ社の極上素材「オーストラリス」。こちらはそれを使用したダブルブレストで、明るめのベージュが上品な印象を加速させる。 程良くワイドなシルエットが実に着流し向き。 ［Brand Profile］ ルイジ・ラルディーニとその兄弟によって設立されたファクトリーブランド。タイムレスなデザイン、副資材を省いた軽快な着心地、そしてラペルに付くフラワーピンが特徴だ。
「ポロ ラルフ ローレン」
創業50周年を記念して2017年に発表されたモデル「RL67」。 今季の新作は肉厚なイタリア製の太畝コーデュロイを採用し、チンストラップやサイドアジャスターなどスポーティなディテールと相まって、男らしい雰囲気に仕上がった。 ［Brand Profile］ アメリカントラッドを象徴する1967年創業の名門で、お馴染みの“ポロ ポニー”がシンボル。ブランドの根幹たるアイビールックに、イギリスの伝統的なスタイルを融合させた高品質なアイテムが揃う。 清水将之＝写真 与那嶺龍士＝スタイリング 竹石安宏＝文 菊地 亮＝編集
OCEANS編集部
