【若駒ピカイチ】スタイラスメソッドは操縦性の高さを感じさせるレースぶり 武豊騎手「なかなか走りますね」
◆スタイラスメソッド（9月29日、中山新馬、芝2000メートル）＝美・牧、牡、父ジャスタウェイ、母シャルマンスタイル、母の父タイキシャトル 《戦評》最内枠から好スタートを切って主導権を奪い、前半1000メートルは1分3秒0とゆったりと運ぶ。ところが後半はぐんぐんとペースを上げ、ラスト2ハロンは11秒8─11秒4でまとめた。2着に3馬身差の完勝もさることながら、操縦性の高さやセンスのよさも目を引いた。 《血統》伯父に2008年のNHKマイルC、日本ダービーと変則2冠を制したディープスカイ。芝の中距離向きといえそうだが、半兄ケルティックソード（父ハーツクライ）はJRAのダートで4勝を挙げていて、砂適性も秘めている。 《将来性》武豊騎手は「ズブいと聞いていましたけど、思ったよりスッと行けました。直線も追ってからもう一度、伸びたし、なかなか走りますね」と評価。速い時計への対応や控えたときにどうかという未知数な部分はあるが、将来性は高そうだ。（北池良輔）
