職人技!青森ヒバの“えと絵馬”作り 一枚板から迫力満点の「巳」
青森朝日放送
新年を迎える準備が進んでいます。つがる市の工房では2025年のえと「巳(へび)」をかたどった絵馬の制作が行われています。 つがる市の糸鋸工芸館では、毎年この時期に青森ヒバを使った「津軽屏風山彫干支絵馬」を制作しています。 作品を手掛けているのは70歳の工芸家・長内正春さん。1981年に「えと絵馬」の制作を始めて、2024年で44年目です。 縦14センチ、横21センチ、厚さ1.3センチの青森ヒバの板を電動の糸のこを使って丁寧に切り抜き、段をつけながらはめ込んでいくと、立体的な絵馬が出来上がります。最後に背景の板をバーナーで焼いて仕上げます。 【長内正春さん】 「(来年は)魅力的な1年になるように、小判型のとぐろは世の悪をぎゅう詰めし、富は逃がさないようにと願いを込めて作りました」 「仕上がりは、想像以上。な~んちゃって」 制作は12月末まで続き、およそ150個を制作します。絵馬は1枚3000円で来週から販売される予定です。