「気がついたら9回になってた」ヤクルトのドラ2・松本健吾 プロ初登板で初完封勝利の鮮烈デビュー
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト2-0広島(15日、松山) プロ初登板で完封勝利をおさめたヤクルト先発のドラフト2位ルーキー・松本健吾投手が、鮮烈なデビュー戦を振り返りました。 【画像】1軍のピッチャー陣と練習をする松本健吾投手 立ち上がりは初回、2回とランナーを得点圏に背負います。それでも初回は4番・小園海斗選手から外角低めの直球で見逃し三振。2回は會澤翼選手をサードゴロ併殺打に仕留めてピンチを切り抜けます。 その後は軽快なピッチングで4回以降はヒットを許さず、9回118球を投げ被安打3、10奪三振、四死球0と圧巻のピッチングで完封勝利を挙げる華々しいデビューを飾りました。
初のお立ち台に上がった松本投手は「とてもうれしいです」と素直な気持ちを明かすと、「新人ですし、チームに勢いを持ってくるようなピッチングをしようと思って、思い切ったのがいい結果につながった」とデビュー戦を振り返りました。 「気がついたら9回になっていたので完封は意識していなくて・・・良かったです(笑)」と笑った松本投手。新人の初登板初勝利は、球団では2013年の小川泰弘投手以来。完封勝利となると1952年の小山恒三さん以来72年ぶりという快挙になりました。 「初登板ということで緊張があったんですけれど、一番いい結果になった。あとチームが勝てたことが一番うれしいです」と笑顔を見せました。