【北九州記念】森厩舎2騎は開幕週の馬場を意識 ジャスパークローネ「行き切る競馬が理想」 ディヴィナシオン「いつもより1段前で」
[GⅢ北九州記念=2024年6月30日(日曜)3歳上、小倉競馬場・芝1200メートル] 森厩舎は、サマースプリントシリーズの第2戦目、30日に行われるGⅢ北九州記念に意欲の2頭出し。盤石の態勢を整えている。 23年GⅠスプリンターズステークスの出走以降は海外重賞を転戦していたジャスパークローネ(牡5)は、今回が5戦ぶりの日本でのレースとなる。 「海外転戦の疲れがあったので1か月ゆっくりさせて、そこからもう1か月で立ち上げていって、現在問題ない状態まで仕上がっています」 清水亮助手が好仕上がりに目を細める。58・5キロのトップハンデを背負う今回、「斤量をどう克服するかと、海外帰り初戦をどう見るかですね」と注目すべき点を挙げた。 去年の同レースを含む6勝は全て逃げ切り。「この馬らしい競馬をするにはやはりハナ」と強調した。 「今回はスタートが速い馬もいるので難しい競馬になりそうですが、開幕週ということもあり、行き切る競馬に徹するのが理想です」と好勝負に期待を寄せた。
漂う勝負気配!1週前でも伸び脚軽快
近3走で13着(GⅢシルクロードS)→8着(鞍馬S)→5着(韋駄天S)と徐々に着順を上げ、勝負気配を漂わせるディヴィナシオン(牡7)が重賞初制覇を狙う。 上がり最速だった前走を「しまいは伸びていたし、壁さえなければもっと上の着順でゴールできたのでは」と振り返る同助手。 1週前追いはしっかり負荷をかけて、20日に坂路5ハロン53・9―12・1秒と伸び脚鋭く好気配な内容。 「ハンデ(56キロ)は問題ない。開幕週なので、いつもより1段前で競馬できれば」と締めくくった。
東スポ競馬編集部