国道57号沿いに設置された熊本県内2カ所目のオートバイ神社＝熊本市東区

　熊本市東区下南部に7月、熊本県内2カ所目となる「オートバイ神社」がお目見えした。ツーリングを楽しむライダーの交通安全祈願や休憩場所のほか、交流の場にもなりそうだ。 　オートバイ神社は、一般社団法人「日本二輪車文化協会」が認定。8月16日現在、全国に37カ所あり、熊本は2022年の道の駅大津（大津町）が第1号。宗教的な目的はない。 　今回、同協会員で自動車・オートバイのディーラーや飲食店を展開するバルコム（広島）が申し入れて実現。国道57号沿いにバルコムが運営する「馬肉豚肉食堂UMATON」の敷地内に、高さ1・6メートルの社殿と6基の赤い鳥居、さい銭箱を設置した。絵馬とお守りの販売もしている。 　開設費用はバルコムが負担し、7月13日に鎮座祭を行った。「UMATON」は同20日にオープンした。バルコムの幸本一希さん（59）は「ライダーに人気の阿蘇と天草をつなぐ場所で、気軽に利用してもらいたい。周辺地域のにぎわいにもつながれば」と話した。（諌山美羽）