なんで? 通天閣のネオンついてへん。その理由は「エコ」に協力/大阪
七夕の7日、大阪市浪速区新世界にひとつの異変が起こっている。それは、大阪のシンボル、通天閣の「ネオン」が消えているからだ。訪れた観光客から「あれっ? きょうお休み?」などの声が聞かれるなど、にぎやかな新世界はいつもと違う雰囲気に包まれている。はたして、その理由は?
CO2削減のためライトダウンに協力
通天閣の高井隆光副社長によると、ネオンが点灯していない理由は「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」に日立とともに参加しているためだという。環境省が地球温暖化防止のために消灯を呼びかけており、それに賛同しているという。6月21日から同キャンペーンに参加しており、てっぺんの「光の天気予報」と「大時計」の部分以外を消灯させていたが、きょう7日はすべてのネオンを消したという。 近くの串カツ店の男性は「なんか違和感を感じますけど、毎年やってることやし、少しは慣れてきました。まあ、ええことちゃいます? いつもにぎやかすぎるから、ちょうどええかも」と話す。高井副社長は「もうみなさんに知られたからか、特に問い合わせはありませんでした。6月21日の夏至にもいっぺんやってますんで」と笑顔で話していた。 8日からは通常通りの点灯に戻る。