<不適切にもほどがある!>磯山Pが語るミュージカルシーンを入れた理由 河合優実の歌唱力に驚きも
第6話「昔話しちゃダメですか?」のミュージカルシーンでは、“17歳”の頃について、市郎(阿部さん)や渚(仲里依紗さん)らが歌う中、最後に純子が参戦した。「私は今、17歳~まだ何者でもない」「私はまだ17歳~昔話のネタがない~」と美しい歌声を披露し、SNSでは「河合優実よ、歌までいけんのかよ……」といった驚きの声も上がった。
実は河合さん自身が「歌が得意」と話していたことから、磯山さんは「相当うまいと思っていた」とハードルが上がった状態で、満を持して第6話で歌ってもらうことになった。「事前に歌を録音するんですけど、作曲家の先生も(河合さんが)『デビューしたらいいのに』と言っていました」とその実力に驚いていたと明かす。
◇第8話は「失敗・謝罪・許容あるある+市郎の今度の生き方」
「働き方改革」といったさまざまな現代の問題も扱う今作。これらは、宮藤さんと磯山さんが打ち合わせの合間に話した雑談の中で出てきた内容がチョイスされている。
「モヤモヤすることや愚痴を言い合っている中によく出てきたことを、順番にやっている感じですね。宮藤さんはサラリーマンになったことがないのに、働き方改革や働くお母さんに対する理解が深いなと思いました。こっちはリアルに愚痴を言っているだけなんですけど(笑い)、そのくみ取り方がすごい。宮藤さんは自分がモヤモヤしたことを忘れない人なんだなと思いますね」
3月15日放送の第8話のテーマは、「1回しくじったらダメですか?」。「“世間が受け入れる”謝罪や復帰があるとよく宮藤さんとしゃべっていて。あの人は許されて、この人は許されないとか、そういうことをドラマでやったら面白そうと思って選んだ題材」と話す。
また、「市郎さん的にはそろそろ昭和に帰らないといけない、そういうタイムリミットが迫る中、自分がここにいる意味ってなんだろう?と思って、令和の人に世話を焼いちゃう回。世の中の失敗あるある、謝罪あるある、許容あるある、プラス市郎さんの今度の生き方みたいな回ですかね」とも明かした磯山さん。最後に、視聴者に向けて「とにかく楽しんでください!」と呼びかけた。
ドラマは、スパルタ指導で子供に接する中学体育教師で、野球部顧問の小川市郎が1986年から2024年へタイムスリップ。法令順守に縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく……というストーリー。