話題のCM・カップヌードル『ザクザクコリコリ 篇』

お笑いタレント・なかやまきんに君が出演する『カップヌードル 担担』のCM『ザクザクコリコリ 篇』が、約30年前に流行したCMに酷似していて「懐かしい！」と話題になっています。なぜ、このようなCMを制作したのか？発売元の日清食品に取材しました。 【画像】解散するも、CMに出演したお笑いコンビ・ピスタチオ

■栄養ドリンク『ダダン』名作CMをオマージュ

カップヌードル『ザクザクコリコリ 篇』に出演するなかやまきんに君

8月30日から放送されているCMでは、水の中から勢いよく現れたきんに君が、商品を両手に掲げながら一定のリズムで「タンターン　ザクザク　コリコリ」と連呼しています。この映像が、約30年前に流行した「ダダーン　ボヨヨン　ボヨヨン」というセリフを繰り返す、栄養ドリンク『ダダン』のCMに酷似していて、SNSでは「許可を得てるの？」との声もあがっていました。 日清食品の担当者を取材すると、「『カップヌードル 担担』のCMは、『タンタン』と『ダダン』が言葉として近く、語呂も良かったことから、32年前に流行語にもなったピップ株式会社さまの栄養ドリンク『ダダン』の名作CMを同社の許可のもとでオマージュさせていただきました」と、当時話題になったCMをオマージュしたことを明かしました。 さらに、きんに君の起用理由については「『ダダン』のCMを知らない若年層の方にも興味を持っていただきたかったため、若者に絶大な人気を誇るなかやまきんに君さんを起用しました。また、『ダダン』のCMに出演されていた方の力強さと、なかやまきんに君さんのイメージが近かったことも起用理由のひとつです」と、説明しました。 撮影当日は、きんに君に「タンターン」の動きを教えるために、マッチョなダンサーの先生を呼んだといいます。さらに、きんに君に代わってカメラ映りをチェックする代役にも、マッチョな俳優を呼んだといい、「この撮影がなければ決して交わることのなかった3マッチョが、トレーニングの話で盛り上がり、互いの筋肉を褒め合っている様子は、とても微笑ましかったです」と明かしています。

■キュートンや解散後のピスタチオなどお笑いタレントを続々起用

日清カレーメシ『カレーメシファミリー 篇』に出演するキュートン

また、最近の日清食品のCMを見てみると、お笑いタレントが多く起用されています。日清カレーメシ『カレーメシファミリー 篇』には、お笑いユニット・キュートンが起用され、カップヌードル『フィギュアダンス 篇』には、2022年に解散したお笑いコンビ・ピスタチオが2人そろって起用されています。

カップヌードル『フィギュアダンス 篇』に出演するピスタチオ

“なぜ、お笑いタレントの起用が多いのか？”担当者に聞くと、「特に意識しているわけではありませんが、CMにおもしろさや引っ掛かりを作ろうとした結果、お笑い芸人さんの起用が多くなっています」と明かしました。