リンゴ化粧箱に「初音ミク」 全国初の農協コラボ つがる弘前(青森県)
つがる弘前農協(本店青森県弘前市)は、贈答用のリンゴを入れる化粧箱のデザインに、国内外で人気を集めるバーチャルシンガー「初音ミク」のイラストを新たに採用した。リンゴの消費量が少ないとされる若年層にもっと多くのリンゴを食べてもらうことが狙い。 イラストの背景には岩木山とリンゴ園が描かれ、弘前市りんご公園からの眺めをイメージした。化粧箱には同農協の管内で収穫した贈答用の「サンふじ」が9~10個入る。農協と初音ミクのコラボは全国初。 5日、同農協の天内正博組合長らが市役所を訪れ、桜田宏市長に取り組みを報告。天内組合長は「初音ミクは海外でも人気がある。将来的には輸出の促進にも活用したい」と語った。 化粧箱はリンゴ代込みで3600円(税込み。送料は別途)。市りんご公園の窓口や同農協のサイトなどで15日正午から予約を受け付け、来年1月上旬から順次発送する。市に対する、ふるさと納税の返礼品としても使われる予定だ。2500箱の販売を想定しているが、予約状況により増産する。