巳年も健やかに 出雲大社で迎春準備
出雲大社(出雲市大社町杵築東)で迎春準備が始まり、神職や巫女(みこ)が厄よけとなる破魔矢に、来年の干支「巳」が描かれた絵馬を取り付けた。 【写真】日本最大級の大しめ縄作り 重さ5トン!
日本画家の藤原正人さんが手がけた白い巳の絵馬を破魔矢に取り付けた。巳にちなむ蛇は、天候をつかさどる豊穣の神として広く信仰され、脱皮をする姿から蘇生や再生の象徴という。 絵馬を取り付けていた巫女(20)は「皆さんが健やかに過ごせるように願いながら作業している」と話した。迎春準備は16日までで、大中小の破魔矢や笹獅子など、計2万1500本を用意する。 出雲大社では27日に新年の若水をくむ井戸を清める「御饌井(みけい)祭」、31日に「大祓(おおはらえ)」と除夜祭を執り行い、新年を迎える。