"ワインの角打ち"が人気 気軽に「飲めて買える」オススメ6軒
『NUPURI』@三軒茶屋
立ち飲みでもレストランでも使い方はお好みで 角打ちでもしっかりした料理を出すところは少なくないが、レストランの厨房で料理を作っているというのはなかなかない。 店内は中央の大きなセラーを挟んで、手前がワインスタンド、奥がレストランという3つのパートに分かれている。ウォークインセラーは友人のワインショップが手掛けているそうで、ナチュラルワインが中心。 鳴門天然ハマチのカルパッチョ2000円、ビーツのフムスとルティーやチップス1000円、グラスワイン1200円~ レストランで腕を振るうのはイタリアン出身の小淵シェフだ。野菜やスパイス使いが巧みで、ワインに寄り添うジャンルレスなメニューを繰り出す。調査時、軽く一杯のつもりでふらりと立ち寄ったところ、「軽く食べます?」と促されてレストランのカウンターへ。 実はレストランがオープンする18時からは奥のカウンター席も利用可能で、レストランと角打ち、どちらも同じ料理をオーダーできるのだ。 もちろん、ワイン一杯だけならスタンドで立ち飲みが気分。駅から少し離れた住宅街にあって、若者でにぎわう三茶らしからぬ落ち着いたムードも大人にはちょうどいい。 [住所]東京都世田谷区三軒茶屋1-9-9 [電話]080-7937-4906 [営業時間]ワインショップ&ワインスタンド15時~24時、日15時~22時 [休日]不定休 [交通]東急田園都市線三軒茶屋駅南口から徒歩8分
『WINESHOP~CornerBar~BLANCO』@浅草
散歩の途中で立ち寄りたい浅草のニューフェイス かっぱ橋道具街が近い西浅草は、住宅街が近い静かなエリア。築地のイタリアンでソムリエをしていた高山さんと奥様がこの街に店を開いたのは去年の11月。シンプルですっきりした店内は明るく開放的で、奥にはガラス窓のある大きなウォークインセラーがある。 「クラシックやナチュラルといった線引きはせず、本当においしいと感じたものを選んでいます」と、ワインは日本ワインを含め、バリエーション豊富。価格帯は2000円台からグランクリュクラスまでと懐が深い。 山口県萩市村田焼き抜き蒲鉾600円、グラスワイン800円~ おつまみは厳選したチーズやシャルキュトリーに混じって、ワインらっきょうなど和風なものもあるのが面白い。特に奥様の出身地・下関の名物という蒲鉾は、焼き抜きという製法で作られていて味が濃厚。それが白ワインにもぴったり合うというのはちょっとした発見だ。 角打ちというとラフな店も多いが、ソムリエの高山さんの接客はとても丁寧、グラスワインリストもあり、まるでちょっといいワインバーにいる気分になれる。 [住所]東京都台東区西浅草2-17-5ラシクラス西浅草1階 [電話]070-2032-7884 [営業時間]12時~22時 [休日]水 [交通]つくばエクスプレス線浅草駅A2出口から徒歩8分