高カロリーおやつの代表格「ケーキ」vs.「ポテトチップス」太りやすいのはどっち?
高カロリーおやつの代表格とも言える「ケーキ」と「ポテトチップス」。どちらのほうが太りやすいのか、気になる人も多いのでは。 【画像】高カロリーおやつの代表格「ケーキ」vs.「ポテトチップス」太りやすいのはどっち? そこで、管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、「ケーキ」と「ポテトチップス」、どちらが太りやすいのかについて解説してもらいました。
カロリーだけで比べると違いはほぼナシ
ともに高カロリーで、脂質や糖質の多い「ケーキ」と「ポテトチップス」。 一般的なケーキの材料は小麦粉、卵、砂糖、バターやクリームなど。「ケーキ」の種類によっては、これにチョコレートやクリームチーズなどが加えられることもあります。また、しっとりとした口当たりからわかるように、全体の3~5割ほどが水分となっています。 ポテトチップスにはじゃがいも・塩・油などが使われています。揚げてつくられるため水分量が2%ほどと非常に少なく、容量に対して必然的に脂質や糖質の含有量が高くなっています。 1食分をケーキ1カット(100g前後)、ポテトチップス1袋(60g前後)とした場合に、それぞれのカロリーと脂質の含有量を比較すると、その量はほぼ同じくらい。データ上では、どちらが太りやすいということは言い切れません。
太りやすさを左右する要素は“タンパク質”にあり!?
1食分のカロリーで比較すると、「ケーキ」と「ポテトチップス」はほぼ同じ。しかし、ある栄養素に注目することで、太りやすさの違いが見えてきます。それは、三大栄養素のひとつであるタンパク質。 じつは糖質、脂質、タンパク質は消化にかかる時間に差があり、具体的に言うとタンパク質は糖質の消化時間よりも2倍ほどかかると言われています。 そこでタンパク質の量で比較すると、ポテトチップス1食には約3%ほどしか含まれていないのに対して、ケーキには6~9%ほど含まれています。量として多いわけではありませんが、それでもケーキのほうが腹持ちはいいでしょう。 腹持ちがいいと、その後の食事量を抑えることにも繋がります。結果として1日の摂取カロリーを抑えることが期待できるわけです。